SSブログ

クマノミの病気 エラ病 克服のために

カクレ1.jpg昨日の悪夢から24時間経ちようやく冷静になりました。
結局、3匹死亡となりましたが重症の1匹は最悪の事態を免れ回復基調にあります。
上の写真は活性炭を入れた隔離水槽でじっと回復を待っている時に写したもので速い呼吸のまま横たわっていますが今朝は呼吸が元に戻っていました。
エラ病は初心者がカクレクマノミを飼育する際一番大きな壁となります。
何故か買ってきたり送ってもらった固体が一週間以内に死んでしまう経験をお持ちの方はまずエラ病で死んだと思って間違いありません。
今回の原因は明白でした。
人工物の岩が空洞になっているのですがそこにヘドロが沈殿しており雑菌が繁殖していました。
世話をしない水槽のリスクは雑菌の繁殖場所が出来たことに気が付かないことです。
以下にエラ病を克服するためのテクニックを書きましたので参考にしてください。
①エラ病とは病元となるトリコディナ菌がある一定数以上増殖した場合クマノミのエラ部分に付き呼吸を阻害するため窒息状態になり、その菌の毒素がクマノミの平衡感覚を狂わせ根本的な治療を施さなければ必ず死ぬ病気です。
②対策としては買ってきたり輸送されてきたクマノミは必ず淡水浴をさせることです。
淡水浴は基本的に塩素中和して水温を同じにした淡水にグリーンFのような薬浴剤をごく僅か(うっすらと色が付く程度)投入しエアーレーションを施しながらクマノミを入れ10分程度泳がせます。
これはエラ病の元となる海水で生きる菌を淡水にさらす事でエラから剥がす効果を期待するもので必ずしも薬浴剤を投入する必要はありません。
ただし、問題はその時間で10分も泳がすのは初めての人には勇気がいることですが2~3分で弱る固体はすでに危ないのかもしれません。これとは別にPhが合わない場合固体が明らかに体を硬直させた場合Phショックと言って危険な状態ですのですぐにもとの水槽に戻してください。要するに時計を見ながら固体の様子を見守り何か変調があればすぐに戻せるようにしておくのが淡水浴に慣れるコツです。
③今回のように飼育中に発生した場合短時間の淡水浴を施しますが原因となる水槽内の菌の増殖を阻止するのが先決です。軽い症状の場合治療により呼吸は安定するが平衡感覚は長く取り戻せないようです。
④飼育中にエラ病の発生を見つけることは全滅を防ぐために重要なことで1匹だけ水槽の隅にじっとして呼吸が速い子がいるのを見つけたときは躊躇せずエラ病の増殖ポイントを見つけることと淡水浴治療を早期に施すことです。
⑤一度エラ病が発生しても軽い症状で済んだ固体はエラ病に強く長生きする傾向にあります。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。